ローカル環境でのStable Diffusion設定ガイド Stable DiffusionはWebブラウザまたはローカル環境での使用が可能です。ここでは、ローカル環境での設定方法について説明します。
目次
- ローカルでStable Diffusionをセットアップする利点と欠点
- 【準備】パソコンの仕様をチェック
- ①Windows OSのバージョン確認
- ②グラフィックカードの確認
- Stable Diffusion AUTOMATIC 1111の設定手順
- Pythonとそのインストール
- 既存のPythonバージョンをアンインストール
- 現在のPythonバージョンの確認方法
- Pythonインストールサイト
- Python 3.10.6のインストール手順
- PCにPythonがインストールされているかの確認方法
- コマンド実行時のトラブルシューティング
- Gitのインストール手順
- Stable Diffusionのインストール手順
ローカル環境でのStable Diffusion設定のメリットとデメリット メリット:
- 無料で使用可能
- 画像の枚数やプロンプトに制限なし
- 好きな機能を追加できる
デメリット:
- 環境構築が手間
- 低スペックPCでは起動に問題が生じる可能性
PCのスペックチェック ローカルでStable Diffusionの機能をフル活用するには、以下のスペックが必要です。
- Windows 10以上
- メモリ:16GB以上
- グラフィックカード:VRAM 12GB以上
Pythonのインストール
- UI環境であるAUTOMATIC 1111は Python 3.10.6 で作られているので、Pythonのバージョン管理ソフトウェアを入れるか、最初から3.10.6をインストールしましょう。
Gitのインストール
- Gitはファイル管理システムで、Stable Diffusionの運用に必要です。
- 公式サイトからダウンロードしてインストールします。
Stable Diffusionのインストール
- 専用のフォルダを作成し、Git Bashを使用してコマンドを実行します。
Stable Diffusionを利用する際は、作成したフォルダ→「stable-diffusion-webui」→「webui-user.bat」を実行させると、コマンドプロンプトが立ち上がり準備を開始します。
- 完了後、コマンドプロンプト内で指定されたURLからStable Diffusionを使用できます。
標準は次のURLになるはずです。 http://127.0.0.1:7860/